【第16回】Excelのテーブル拡張機能がOFFになった時の対応

テーブル DX

Excelのテーブル機能とは?

Excelの「テーブル機能」は、データを管理しやすく、整理しやすくするための強力なツールです。テーブルを使うことで、データを自動的に整理し、視覚的にも見やすくすることができます。具体的には以下のような特徴があります。

  1. 自動フィルタリングと並べ替え
    テーブルの各列にはフィルタリングボタンが追加されるため、特定のデータを簡単に絞り込んだり、並べ替えたりできます。
  2. スタイルの適用
    テーブルにはデフォルトでいくつかのスタイルがあり、見た目を一気に整えることができます。これにより、視覚的に分かりやすく、データをより簡単に把握できます。
  3. 参照名
    テーブル内のセルは、通常のセル参照(例えばA1、B2)ではなく、テーブル名や列名を使った「構造化参照」ができます。これにより、計算式などがより直感的で読みやすくなります。
  4. データの追加・削除が簡単
    テーブルに新しい行を追加すると、テーブル全体が自動的に更新され、数式や書式が新しい行にも適用されます。逆に行を削除する際も簡単に操作できます。
  5. 計算式の自動コピー
    テーブル内で数式を入力すると、その数式が自動的に新しい行にも適用されます。これにより、数式のコピー&ペーストをする手間が省けます。

テーブル機能を活用すると、特に大規模なデータを扱う際に効率的に作業できるので、とても便利です。

また、Power AutomateやPowerAppsなどのデータベースとして使用する際は、テーブル化が必須になります

テーブルの自動拡張機能とは?

・テーブルが下記写真だとB2:F5の範囲となっています。しかもF列には計算式が入っています。

この状態から6行目にもデータを入力したくなった場合、B6セルに文字を入力すると

テーブルの範囲がB2:F5だったのがB2:F6と自動で拡張されます。しかもF列に入力されている計算式も自動で入力されるのが便利な機能となっています。

テーブル自動拡張機能が機能しない時は・・・

①左上のファイルタブをクリック

②オプションのクリック

③Excelのオプション内の『文章校正』を選択し、『オートコレクトのオプション(A)』をクリックします

④オートコレクタの設定で『入力オートフォーマット』内に入力中の自動で行う処理の『テーブルに新しい行と列を含める』にチェックが入っていない場合はチェックを入れると改善します

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